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ボキャビルに関する悩み◆一覧
（２） 肝心なときに必要な英単語が出てこない
私はネイティブと会話する機会が多く、基本的な英会話は問題ありません。
ところが、少し込み入った話になると、ボキャブラリーの貧弱さが露呈します。
悪いことに、貧弱なボキャブラリーに加え、肝心な時に必要な英単語が出てこないのです。
会話の途中で「えーと、あれ何だっけ」という感じで、単語やフレーズが浮かんできません。
その場で考え込んでしまい、会話はそのままフリーズ。
ボキャビル（語い力強化）の重要性は感じているのですが、どうしたらいいでしょうか？
「英語力は語い力で計ることができる」という言葉を聞いたことがあります。
これは、英単語・英熟語をひたすら覚えれば英語力も向上する、という意味ではありません。
英語を学習していく過程で、かならず語い力が増強されていくからです。
このとき重要なのが、覚えた英単語がどういう状態で脳のなかに格納されているかです。
必要な時にパッと瞬間的に出てくるのか、それとも、あれこれ悩んだ末しぼり出すようにして出てくるのか。
実践英語を駆使してコミュニケーションする場合、後者では話になりませんね？
ボキャブラリーを増やすにしても、かろうじて覚えているような英単語は、まったく使えないといっても過言ではありません。
単語・熟語・フレーズを見た瞬間、意味をイメージ出きる。
あるいは、物・状況を見た瞬間、それを表す英語が出てくる。
これが「使える英語」です。
このように意味やイメージと直結する語彙を身につけるにはどのような方法があるのでしょうか？
あなたのボキャブラリーがよほど貧弱なら、単語帳で基本的な英単語を徹底的に覚えることも必要かもしれません。
この時、中途半端な反復練習ではなく、語彙とその意味が完全に脳に刷り込まれほど徹底したトレーニングを重ねてください。
そして、単語帳で覚える英単語の数は２００〜３００。
忍耐力のある人ならもっと多くの単語に取り組めるかもしれません。
あまりに多いと、トレーニングが単調になり、英語の学習そのものがいやになってしまうので、注意が必要です。
私がボキャビル対策としてお勧めしたいのが多読学習です。
単語数を制限した洋書や優しい英語で書かれた英字新聞などがあります。
これらを使い、勉強ではなく、内容を楽しむことを主眼とした多読をするのです。
分からない語彙に出会っても、基本的に辞書など引かず、どんどん先へ読み進んでいき、大量の英語に触れるようにします。
ボキャブラリー（語彙）は、色々な場面で何度も遭遇することによって記憶に定着します。
多読学習はその点、うってつけと言えるでしょう。
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